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部下のマネジメントは時間の「ムダ」| 言うことを聞かない部下が普通

  • 執筆者の写真: やま
    やま
  • 2024年10月1日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月9日

言うことを聞かない部下

<執筆者プロフィール>

こんにちは、代表のやまです。十数年、組織マネジメントに携わってきた経験から、社内制度を作る際のコツなどを共有しています。もしよければ、ご参考下さい。



言うことを聞かない部下が普通


さて、前回に続いて、「ムダ」シリーズです。

今回は、部下のマネジメントについて考えてみたいと思います。


そもそもですが、皆さんは、「マネジメント」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?


・リソースの管理

・リソースの有効活用


などでしょうか。


確かに、モノやカネであれば、その通りかもしれません。ですが、ヒトは違います。なぜなら、人は皆自分のために生きていて、他人に管理されることも活用されることもないからです。


一方で、「雇われているんだから、言うこと聞くのが当たり前だろう」といった声があります。


そのため、部下のマネジメントと言えば、


・まず、言ったことをできるようになってもらう

・それができるようになったら、次のステップに進んでもらう


と考えている人が多いのではないでしょうか。



●ロボットが欲しいだけ


そして、上記の内容に、


・いついつまで

・失敗は何回まで


などと期限を設けてしまうと、今度は、自分自信の感情をマネジメントする必要が出てきます。


「なんでこんなこともできないの...」「何回言ったら分かるの!」


アンガーマネジメントは、まさにこうした部下のマネジメントの勘違いによる産物なのです。


結局、こうした時、私たちが求めているのは、「ロボット」なのです。

ロボットなら、命令通りに動いてくれますし、命令通りに動いてくれるなら自分自身をマネジメントする必要がなくなくなります。


しかし、残念ながら、部下も自分も人間です。

独自の基準(考え)でしか動けない動物をマネジメントするなんて、到底無理な行為です。


部下は言うことを聞かないし、自分は感情に揺さぶられて疲れるだけです...



●部下のマネジメントは評価制度の副産物


では、どうすればよいか?という方法論は、色々ありそうですが、そもそも、部下のマネジメントをしないといけなくなったのは、役割を明確に分配されていない手持ちぶさたの社員が出てきたからです(詳細は前回の記事へ)。


それを見た上司が、自分が役割を明確に分配できていないことを棚に上げて、「もっと人材を有効活用しろ!」「きちんと管理しろ!」などと他人のせいにしはじめたのが、部下のマネジメントのはじまりです。


ですので、


・自分が今年何をどれだけするのかを明確にする

・それを分解し、部下に今年何をどれだけするのかを分配する


ということが解決策になるはずです。


ですが、これは理想論でしかなく、実際には、経営者がもはや分配のさじを投げてしまった会社もありますし、そもそも経営者が役割を明確にできていない会社もあります。(かく言う私は、後者タイプ...笑)


いずれしても、言いたかったことは、「部下(他人)のマネジメント」なんて鼻から実現しないのだから、そんなことに労力と時間を割くよりも、どう役割を明確に分配するか?ということを考えた方が効率的だということです。


そうした場合、その役割を実現する部下の手助けは必要なのか?などについては、次回以降見ていきたいと思います。


では、また、次回お会いしましょう!


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